わくわくを未来へ 理念と共有シンプルに 新教育大綱を策定 上越市

 上越市は15日、同市の新たな教育大綱を策定し、21日に公表した。

新たに策定した教育大綱を示す市川教育部長。市民との理念共有を目的に、シンプルにまとめた(21日)

教育大綱は市の教育施策の方向性を定める物で、地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(地方教育行政組織運営法)に基づいて首長が策定する。同市は平成27年に初めて大綱を策定。本年度までを期間としていた。市長と教育委員らが意見を交わす総合教育会議での協議を経て内容を決定。15日の市長決裁をもって施行する。
 「わくわくを未来へ」と題した新大綱は学びへの意欲や主体性を呼び掛ける。「学ぶって、かっこいい」「上越市は、あなたのわくわくする学びを支えていきたい」など6行の本文と、約400字の添え書きで構成され、シンプルにまとめた。教育総合プランに具体的取り組みをまとめ、大綱は理念を市民と共有するためのものと位置付けた。
 市のホームページで21日に公開した他、広報上越の8月号で紹介予定。11月の「上越市教育を考える市民の月間」の中でも発信していく。
 市川均教育部長は「豊かな学びのイメージを市民に受け止めてもらえるようにしたい」と語った。

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