【千葉】高校野球 木更津総合/進化したエース・越井颯一郎

 高校野球の第104回全国選手権千葉大会。24日には準決勝2試合が行われる。
 春夏連続出場を狙う木更津総合は、エース・越井総一郎が今夏の運命を握る。

「ヨイショー」封印で制球力がアップ。進化したエースの自信がチームを勢いづかせる

越井颯一郎(木更津総合)
こしい・そういちろう/3年/投手/178cm75kg/右投右打

 最速146キロのストレートにキレの良い変化球を織り混ぜる本格派右腕。センバツでは初戦の山梨学院戦で13回6安打1失点完投勝利。続く金光大阪戦でも7回4安打1失点と安定感抜群の投球を見せた。
 そして春の県大会ではさらに進化した姿を見せた。準々決勝の中央学院戦で9回1失点6安打3奪三振の内容を96球でまとめた。センバツの映像を見返した際、声を出した時に力み球が高めに浮くことを発見。「ヨイショー」と声を出すスタイルだったがそれを封印し力みが取れた。登板なく敗れた準決勝でも同僚投手陣にベンチから積極的に声かけをするなどエースとしての存在感は増すばかりだ。

越井颯一郎(木更津総合)

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