高校野球の第104回全国選手権石川大会。24日には準決勝2試合が行われる。
春夏連続出場を狙う星稜のエース・マーガード真偉輝キアンにはプロからも注目が集まる。
センバツでは8強入りに貢献。みんなの思いを背負って投げる
マーガード真偉輝キアン(星稜)
まーがーど・まいき・きあん/3年/投手/186cm、90kg/右投右打
今春の選抜甲子園では2試合で先発し、チームを8強入りに導いた。最速141㌔の直球と打者の手元で曲がるカットボール、ツーシームを低めに集めて打たせて取る。「みんなの思いを背負って投げている」とエースとしての責任感も強い。
沖縄県の出身で父親はアメリカ人。U15日本代表に選ばれた実績を持つ。奥川恭伸(ヤクルト)にあこがれ、星稜では1年夏からベンチ入り。丁寧な言葉遣いで取材に応じる姿勢に好感が持てる。今春は準決勝で日本航空石川に0対1で敗れた。「勝てる投手になる」。あこがれの先輩のように夏の聖地で躍進すべく、さらなるレベルアップを心に期している。