北京オリンピックスノーボード女子ハーフパイプで銅メダルを獲得した、妙高市出身の冨田せな選手(22)が25日、妙高警察署の「一日警察署長」に委嘱され、同市猪野山の道の駅あらいで交通安全広報活動を行った。
夏の交通事故防止運動の一環。妙高地区交通安全協会や同女性部、新井高生徒らも参加し、道の駅の利用者らに安全運転を呼び掛けた。
同署管内では梅雨明け後、気温の上昇に伴い、居眠りや脱水が原因とみられる単独事故、ぼんやり運転による追突事故が増えている。委嘱を受けた冨田選手は「私自身も車の運転をすることが多いので、あらためて交通安全に気を付けたい」と意気込んだ。
活動では「安全運転をしてください」とドライバーらに声を掛け、反射材やチラシなどの啓発品を手渡した。「夏休みに入り、お出掛けをする人が多くなる。安全運転で、楽しくドライブをしてほしい」と願った。
道の駅内の農産物直売所「ひだなん」の佐藤俊一副店長(62)は「オリンピックで大きな感動を与えてくれた、せな選手の影響力は大きい。気を引き締めて交通安全に取り組みたい」と話していた。