山際氏パーティー券販売巡る刑事告発 横浜地検が受理 政治資金規正法違反の疑い

山際大志郎経済再生担当相(資料写真)

 参加定員を超えるパーティー券を販売したなどとして、山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)と資金管理団体の会計責任者の男性を政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで刑事告発した川崎市民や代理人が27日、県庁で会見し、横浜地検に告発状を受理されたと明らかにした。代理人によると19日付。

 告発人は衆院18区(川崎市宮前、高津、中原区)の住民ら約160人。

 告発状などによると、2020年12月23日に都内で開かれた山際氏の政治資金パーティーについて、会場席数(496席)を超える870枚分のパーティー券を販売し、1740万円の収入を得たと指摘。券を購入したがパーティーに参加しなかった者がいるとした上で、不参加者の購入分は「寄付」に当たるのに、パーティー収入額として政治資金収支報告書に記載したのは虚偽、などと主張している。

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