鎌倉・由比ガ浜で障害者ら海の魅力満喫 車椅子でも楽しめる「バリアフリービーチ」

水陸両用の車椅子で海水浴を楽しむ参加者=鎌倉市の由比ガ浜海水浴場

 障害のある人が海の魅力を満喫する催し「かながわバリアフリービーチ」が31日、鎌倉市の由比ガ浜海水浴場で開かれた。台風やコロナ禍の影響で5年ぶりの開催。日差しが照りつける中、幼児からお年寄りまで幅広い年齢層の当事者やその家族がボランティアとともに、海水浴や砂浜でのパラスポーツを楽しんだ。

 同海水浴場には昨年、歩道と砂浜をつなぐスロープが設置されるなど、バリアフリービーチの取り組みが進んでいる。この日は、実行委員会メンバーやボランティアが水陸両用の車椅子で海辺まで近づける通路を作り、ボッチャなどができる専用スペースも設けた。

© 株式会社神奈川新聞社