「仮面ライダーギーツ」の新星・簡秀吉らフレッシュなキャストがお披露目。謎のコンシェルジュ役で忍成修吾も登場

テレビ朝日系で9月4日から、令和ライダー第4作となる「仮面ライダーギーツ」(日曜午前9:00)がスタート。このほど、本作の制作発表が行われ、主人公・浮世英寿(うきよえーす)が変身するギーツのほか、個性豊かな仮面ライダーたちの存在が解禁された。さらに、主演の簡秀吉をはじめとしたキャストも発表され、作品の全貌がついに明らかとなった。

出自も目的も不明な謎の敵である“ジャマト”の脅威から、街の平和を守るためのゲーム“デザイアグランプリ”。ゲームの参加者たちは、おのおのが仮面ライダーに変身し、敵を倒したり、人々を救ったりすることで得られるスコアを競い合いながら、勝ち残ることを目指す。なぜなら、デザイアグランプリの勝者には、褒賞として「理想の世界をかなえる権利」が与えられるからだ。つまり勝ち抜いた真のヒーローだけが、自らの願った世界を実現できる。

白いキツネモチーフの仮面ライダーギーツに変身する英寿は、天才的な戦闘センスを持ち、デザイアグランプリで不敗を誇る謎多き男だ。なぜタキシードを身にまとっているのか、なぜデザイアグランプリに参加するのか、その理由は物語が進むにつれて判明していく。

英寿を演じる簡は「英寿はとにかく強くて戦い方もトリッキーで、余裕があって天才肌。その根本には優しさがあるのですが、まだ謎が多いキャラクターです。何を考えているか分からないので、ちょっと時間はかかりましたが、少しずつ役柄をつかんできています」と役どころを分析。「浮世英寿を全力で愛し、そして全力で愛されるように1年間、スタッフの皆さんそしてキャストの皆さんと頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします!」と意気込みを語った。

緑のタヌキをモチーフとする仮面ライダータイクーンに変身する、ボランティアが趣味で世界平和を本気で願うお人よし就活生・桜井景和(さくらいけいわ)を演じるのは、佐藤瑠雅。「桜井景和は就活中の大学生、22歳でたぬきそばが大好き。何事にも真っすぐで第一に他人のことを考える、正統派ヒーローっぽいキャラかなと思っています。視聴者の皆さんと一緒に物語を進行していくキャラでもあります。かわいい景和くんを愛してください!」とアピール。また、「僕は、本作が俳優デビュー作品となります。いろいろなことを現場で吸収しながら、俳優として成長すべく頑張っていきます。カッコいい景和やかわいい景和、いろいろな景和が見られると思うので、楽しみに待っていただければうれしいです」とういういしく呼び掛けた。

黒猫がモチーフの仮面ライダーナーゴに変身する鞍馬祢音(くらまねおん)を演じるのは、星乃夢奈。「私が演じる祢音ちゃんは、元気で明るい性格。スゴい数のフォロワーを抱えるインフルエンサーで、お金持ちの家庭で大事に育てられたのに一般人になりたいと願い、家出をしたいという変わった夢を持っている女の子です。やると決めたらトコトンやるけど、どこかお嬢様感が出てしまうなど、第1話からキャラクターが全開なので、ぜひ見ていただけたらと思います」と役どころを説明。「生き残りゲームということで演じている私自身もヒヤヒヤドキドキしながら撮影しているんですけど、見てくださる方は私たちよりもっとヒヤヒヤして『この先どうなるんだろう?』という気持ちになると思います。最後までその気持ちを引きのばせるようにすてきな作品を作っていきます」と笑顔で決意を語った。

紫の牛がモチーフの仮面ライダーバッファに変身し、ギーツに異様なほどの敵対心を燃やす謎の男・吾妻道長(あづまみちなが)を演じるのは、杢代和人。「道長はぶっきらぼうで一匹おおかみ。トゲのある人物に見えるんですけど、人情というか仲間思いな部分は強く持っていて、熱い男。無口でクールなキャラなのにちょっとおせっかいみたいなところがあって、そこがかわいいなと思っています。あとはなんといっても、ギーツとライバル関係なので、バチバチ感を見せていきたいなと思います」と述べ、「視聴者の方が人生を振り返った時に『この作品面白かったな』と思っていただけるような作品にしたい。共演者、そしてスタッフの皆さんなど、いろんな方々のおかげで撮影ができることに感謝しながら、1年間頑張っていきたいと思います!」と意気込んだ。

また、今回の仮面ライダーたちは、デザイアドライバーというベルトにさまざまなバックルを装着し、力を解放することで、多彩なフォームチェンジを遂げていくことも明かされた。

仮面ライダーが生き残りを競うデザイアグランプリのナビゲーターを務めるツムリ役を演じるのは、青島心。青島は「ツムリはデザイアグランプリというゲームの中でナビゲーターとしてゲームの説明や進行、結果発表を行う役。そもそも人間なのか、未来からやって来たのか、はたまた過去から来たのかも分からない謎の存在です。でも性格は明るくて愛嬌がよく、ゲームに出場する皆さんを支え、寄り添う位置づけなんです。うれしい時は一緒に喜んで、悲しい時は一緒に悲しんで…と、誰にでも平等に接することができる子だと思って演じています」とコメント。

加えて、制作発表のシークレットゲストとして登場したのが、デザイアグランプリのサロンコンシェルジュ・ギロリ役を演じる忍成修吾。「ギロリはまだ謎が多いのですが、執事っぽい感じのキャラクターなのかなと思っています。今はあまり抑揚をつけない、平坦な感じで演じさせてもらっているのですが、今後どんなふうに変われるのか、自分の中で期待しながら撮影に臨んでいます」と、自身でも手探りの役作りを続けている様子。

また、忍成は、オーディションで選ばれた若手キャストたちをまぶしそうに見つめ、「僕自身も以前、1カ月以上におよぶオーディションに参加したことがありました。仲良くなった人がだんだんいなくなって切なかった半面、熱気がすごかったことを思い出しました」と思い出話を披露。さらに「どれだけこの作品を引っかきまわせるか頑張りたい。もしかして追い詰められたら変身するかも…なんて期待もしています」と、“変身”への野望も口にした。

なお、制作発表では、本作の主題歌を倖田來未と湘南乃風がタッグを組んで手掛けることも発表され、倖田は「この楽曲で戦闘シーンやカッコいいシーンを盛り上げたいと思いながらレコーディングしました」と楽曲の出来栄えに自信の言葉を寄せ、一方、2013年の「仮面ライダー鎧武」以来、9年ぶりにライダー主題歌を担当する湘南乃風は「今回はなんといっても倖田來未さんと初タッグを組ませていただけるということで、新たな化学反応を共に作り上げ、作品を盛り上げていければ」とコラボレーションへの期待を伺わせた。

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