横浜・鶴見の自宅で妻の首絞める 殺人未遂容疑の夫逮捕 妻は死亡 「介護に耐えられなくなった」 

鶴見警察署

 同居する妻を殺害しようとしたとして、鶴見署は9日、殺人未遂の疑いで、横浜市鶴見区東寺尾1丁目、無職の男(75)を現行犯逮捕した。妻(72)は、搬送先の病院で死亡が確認された。署は容疑を殺人に切り替えて捜査する。

 逮捕容疑は、同日午前9時10分ごろ、自宅で、妻の首を絞めて殺害しようとした、としている。

 署によると、同9時20分ごろ、男が「妻を殺した。介護に疲れて首を絞めた」と110番通報した。駆け付けた署員が、居間の床で、首にロープのようなものが巻かれて倒れている妻を発見した。

 男は妻と2人暮らしとみられる。署の調べに対し、容疑を認め、「妻は認知症で私のことが分からなくなり、言うことを聞かなくなった。介護に耐えられなくなった」と供述しているという。署は詳しい経緯を調べる。

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