神奈川・三浦市の21年宿泊観光客は低調、コロナ前の3割未満

 2021年に神奈川県三浦市で宿泊した観光客は前年よりも26%減少したことが9日、県の調査で分かった。新型コロナウイルス感染拡大前の19年に比べ75%も落ち込んだ。日帰り客はコロナ前の26%減にとどまっており、消費額が多い宿泊客の回復が課題となっている。    

 県の調査によると、21年に三浦市を訪れた観光客は420万8千人(日帰り客405万9千人、宿泊客14万9千人)。前年比4.7%増と伸び、新型コロナ前(19年)の7割近くまで戻った。

 このうち、宿泊客は低調なままで、19年(60万2千人)の3割にも達していない。観光客全体の消費額も19年より約60億円少ない71億5367万円だった。

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