「鎌倉山ラスク」販売業者が破産手続き開始決定 コロナ禍で観光客減影響

 帝国データバンク横浜支店によると、洋菓子「鎌倉山ラスク」の販売を手がけるPDIA2(鎌倉市)が15日までに、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は調査中。一部の店舗は営業を継続している。

 同社は1996年に創業。自社ブランドの鎌倉山ラスクを扱う洋菓子販売店を複数展開し、2019年6月期には売上高約1億6600万円を計上した。

 しかし、新型コロナウイルス禍での観光客の激減などで売り上げが減少。一部店舗の運営事業を譲渡するなどしたが、経営の立て直しには至らなかった。

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