ロイヤルズ・パスカンティーノとパドレス・マチャドが週間MVP受賞

日本時間8月16日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズン19週目の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはビニー・パスカンティーノ(ロイヤルズ)、ナショナル・リーグはマニー・マチャド(パドレス)が選出された。パスカンティーノは初受賞で、ロイヤルズからの選出は昨年9月のアンドリュー・ベニンテンディ(現ヤンキース)以来。一方のマチャドは2020年8月以来2年ぶり7度目の受賞で、パドレスからの選出は昨年6月のジェイク・クロネンワース以来となった。

今年6月にメジャーデビューしたばかりのパスカンティーノは現在24歳。先週は6試合に出場して打率.455(22打数10安打)、1二塁打、4本塁打、6打点、出塁率.500、長打率1.046、OPS1.546の好成績をマークした。6試合すべてで安打を放ち、うち3試合でマルチ安打を記録。日本時間8月15日のドジャース戦では7号ソロを含む4打数3安打2打点の活躍を見せ、ドジャースの12連勝を止めたチームの勝利に貢献した。7月末の時点で打率.219、OPS.646とメジャーへの適応に苦しんでいたが、8月は12試合に出場して打率.356、OPS1.099と好調を維持している。

パドレスの主砲として活躍中のマチャドは現在30歳。先週は6試合に出場して打率.429(28打数12安打)、5二塁打、2本塁打、10打点、出塁率.448、長打率.821、OPS1.270の大活躍を見せた。現在5試合連続マルチ安打&1打点以上を継続しており、これは1994年6月のデレック・ベル(6試合)に次ぐ球団史上2位タイの記録。日本時間8月10日のジャイアンツ戦ではチームの連敗を5で止めるサヨナラ3ランを放った。今季は好スタートを切ったあと、調子を落としていたが、直近17試合では打率.300、5本塁打、16打点、OPS.971と復調傾向。今季120安打、25二塁打、20本塁打、70打点のすべてをクリアしている打者は、他にオースティン・ライリー(ブレーブス)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、C・J・クロン(ロッキーズ)の3人だけである。

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