21日まで斑尾ジャズ2022 3年ぶり〝聖地〟集結 野外フェスに全国から30バンド出演

 緑豊かな高原でジャズの演奏を楽しむフェス「第15回斑尾ジャズ2022」が20、21の両日、長野県飯山市と妙高市にまたがる斑尾高原スキー場の特設野外ステージで開かれている。時間は午前10時から午後4時30分まで。入場無料。

オーケストラの迫力ある演奏が魅力のビッグバンドなど30バンドが出演

 2007年創設の同フェスは、新型コロナ禍のため昨年、一昨年は中止となり、3年ぶりの実施。ビッグバンド、コンボ、ゴスペルの3形態で、2日間合わせて全国から30バンド、約300人の演奏家が集結。21日は上越市のゴスペルグループ「JOY GOSPEL」が出演する。
 初日の20日は朝から雨模様で肌寒い天気となったが、約2000人のジャズファンや家族連れらが来場。会場には飲食ブースが並び、長野産ワインやシードルの販売も行われ、テントやパラソルで雨をよけながら思い思いに演奏を楽しむ姿が見られた。
 これまで7~8回訪れているという燕市の50代の男性は、妻と、ピアノを習っているという高校1年生の息子と来場。「緑に囲まれ、開放感のある所でゆったりと音楽を聴くのは気持ちがいい」と、くつろいだ様子で過ごしていた。
 主催の「ふるさとのジャズ交流祭実行委員会」代表の新山敏さん(81)は「日本のジャズフェス発祥の地である〝聖地〟斑尾に、3年ぶりに観客と演奏家が戻ってきた。15年間培ってきた努力のたまもの。参加者全員に楽しんでほしい」と話していた。

緑に囲まれた会場でジャズの演奏を楽しむ来場者

© 株式会社上越タイムス社