12月の宮崎県知事選挙に東国原氏が立候補表明!選挙戦はどうなる?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

本記事は8月26日に公開した動画の内容を基に構成しています。

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2022年8月26日に公開された動画のテーマは……宮崎県知事選挙に東国原氏出馬でどうなる?

ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、12月の宮崎県知事選挙に出馬を正式表明した東国原氏について語っていただきました。

知事時代の東国原人気と現在の批判の理由について解説します!

【このトピックのポイント】
・12月の宮崎県知事選挙に前知事の東国原氏は出馬表明。キャッチコピーは「シン・どげんかせんといかん」
・現職の河野氏は東国原氏の出馬に憤りを感じさせる厳しいコメント
・選挙戦略に長けた東国原氏と実力・人気ともに高い河野氏の激しい選挙戦が予想され松田氏も大注目

12月の宮崎県知事選挙に東国原氏出馬へ

12月25日に実施される宮崎県知事選挙に、前知事の東国原氏が立候補を表明したことで注目が集まっています。

東国原氏の出馬表明について松田氏は「もう一度政治の世界で、という気持ちはあったんだろうと思います」とコメント。

MC鈴木がやや苦笑するキャッチフレーズ「シン・どげんかせんといかん」について松田氏は「同じようなことをしたことがあるので気持ちはわかる」としつつ、東国原氏が当選した2007年の状況を踏まえれば「ありだと思う」と評価しました。

2007年当時、東国原氏は芸能人の応援を呼ばない草の根活動で序盤は泡沫候補扱いされていました。しかし、前知事が大規模な官製談合事件で辞職したこともあり宮崎県の信頼回復に向けて、今までの政治家とは違うという期待感が徐々に高まっていったという経緯があります。

MC鈴木「一時支持率95%ということもありましたよね」

松田氏「(このキャッチコピーは)当時のことを思い出させる効果があると思います」

一方で出馬に関して批判の声がないわけではありません。

1期で知事を退任したことや、任期2年目で衆院選出馬の打診があった際の対応、また退任後の都知事選挙出馬や国政進出したこともあり、松田氏は「『なんでもいいんでしょ』『勝てそうな選挙に出ただけでしょ』という批判もあります」と解説。

このような批判に対して東国原氏は出馬表明で「重い十字架」と表現しており、批判を認識したうえで知事選挙に臨むようです。

現職の河野氏 東国原氏の出馬にコメント

現職の河野氏は東国原氏の出馬に際して「時計の針を戻すことがあってはならない」「政治家としてどこに軸を持っているのか、何をなさりたいのかわからない」とコメントしています。

松田氏は河野氏について「河野氏はバランス感覚もあって人当たりも柔らかい」「実務能力があり県内の支持率も高い」と評価。東国原氏へのコメントについては「ここまで強く言うんだというのはびっくり」と驚きつつ「(東国原氏に対する)憤りもあるんだろう」とコメントしました。

宮崎県知事選に向けた各党の動き

河野氏は今回の県知事選挙で4期目を目指すことになります。4期目以降は「多選」と言われしばしば批判の要因になるものの、松田氏は河野氏の57歳という若さを挙げ「4期目ではあるものの多選批判にならないのでは」と言及しました。

自民党本部は多選に関する規定があるため河野氏を推薦しなかったものの、宮崎県連は全会一致で河野氏の推薦を決めています。東国原氏も自民党へ推薦依頼を出していたため、松田氏は「意外とすんなり決まったんだなという印象」とコメントしました。

東国原氏が衆院議員時代に所属していた日本維新の会は「(推薦依頼が)来たら検討する」とコメントしており、維新の代表選後の動きが気になるところです。

また、東国原氏の選挙戦略について松田氏は2007年の県知事選挙を振り返り「すごく知恵を絞っている」「見せ方見え方が非常にうまい」と評価。その上で「批判の声、期待する声を見極めながら発信内容を変幻自在に変えていくのではないか」と分析しました。

一方で現職の河野氏についても「実績も人気もある知事」「だからこそ県連の推薦もすんなり決まった」とし「相当激しい選挙戦になるのでは」と予想しました。

知名度も高く地元の報道でも批判と期待の声が入り乱れる東国原氏と、かたや失政もなくまだまだ若い現職の河野氏。松田氏は情勢について「現時点では横一線」とコメント。投票日になぞらえて「クリスマス選挙、大注目だと思います!」とまとめました。

動画本編はこちら!

松田氏も大注目の宮崎県知事選挙!かつて宮崎人気を爆上げした東国原氏と安定した実績と人気を持つ河野氏の評価は?

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