新型コロナウイルス感染者数の高止まりを受け、神奈川県は感染に不安を感じる無症状の県民を対象にした無料検査の延長を決めた。今月末までの予定だったが、延長期間は「当面の間」とした。期限は感染状況を踏まえ、あらためて判断する。
感染状況を5段階で判断する「レベル分類」で、県内は警戒を強化すべき「レベル2」が続くことから、26日の新型コロナ対策本部会議で決定した。
無料検査はオミクロン株の感染が拡大した昨年12月に始まり、6月末で終了していたが、「第7波」の拡大によって7月13日に再開。検査拠点は県内842カ所（休止中含む）が登録されており、同18日からの1週間の陽性率は11.9％、同25日からの1週間では11.5％となっていた。
社会経済活動の継続を目的とした「ワクチン・検査パッケージ制度」に伴う無料検査は、国の方針に基づき、今月末で終了する。
