百回忌法要、20の寺の住職らが犠牲者供養 横浜・鶴見の建功寺

関東大震災99年の節目を前に行われた百回忌法要=31日、横浜市鶴見区の建功寺

 関東大震災の百回忌法要が31日、横浜市鶴見区の建功寺(枡野俊明住職)で行われた。区仏教会に所属する20の寺から住職らが参加し、犠牲者を供養した。

 寺には震災犠牲者の供養碑が立つ。住職らは本堂と碑の前で読経し、哀悼の意をささげた。

 会が加盟する市仏教会は6月、大規模災害時の施設提供に関する協定を市と締結した。区仏教会会長で正泉寺の野澤隆規住職は「災害が全国各地で起きている。意識を高め、地域とも連携して取り組んでいきたい」と語った。

 関東大震災は1923年9月1日に発生。東京や横浜を中心に10万5千人余りが犠牲になった。

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