浜田防衛相、海自横須賀基地で護衛艦「もがみ」視察 「期待大変大きい」

護衛艦もがみの前で記者会見する浜田防衛相=海自横須賀基地

 浜田靖一防衛相が5日、横須賀市の海上自衛隊横須賀基地を視察した。先月10日に2度目の防衛相に就任後、自衛隊基地の視察は初めてという。

 自衛艦隊司令部など複数の司令部が入る海上作戦センターと、最新型のステルス護衛艦「もがみ」を訪れた。浜田氏はもがみについて「従来は掃海艦艇が担っていた対機雷戦の機能も備えている。多様な任務への対応が可能で、厳しい安全保障環境下での期待は大変大きい」と述べた。

 もがみは5月に横須賀に配備された。船体から突起物を減らし、敵のレーダーに探知されにくい設計。同型艦は計22隻建造され、主に近海で活動する。

 全長133メートル、基準排水量3900トン。建造費は同型の「くまの」と合わせ1055億円。乗員は従来型よりも4割ほど少ない約90人。少子化による採用難を受け、艦内のデジタル化を進め、省人化した。

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