国葬で本省のみ弔旗、黙とう強制しない 法相

 葉梨康弘法務大臣は今月27日の安倍晋三元総理の国葬儀に、葬儀委員長の決定に基づき、法務省本省に弔旗(半旗)を掲げ、一定時刻に黙とうを捧げる、と記者会見で語った。

 黙とうに関して「全職員に強制するものではない」とも述べた。また「葬儀委員長決定に基づいて、ここの施設でアナウンスをし、弔意をささげましょうということです」と本省のみにとどめるとした。

 葉梨大臣は国民世論が賛成、反対に二分される中で、国葬儀が行われることに対して「既に閣議で決定されたことでもあり、私も加わった閣議では約2億5000万円の支出についても了解させていただいた。その理由等につきましては既に岸田総理から説明しているとおりですので、それに付け加えることはありません」と述べた。

そのうえで「法務省としては葬儀委員長(岸田文雄総理)決定に基づき、弔旗(半旗)を掲げること、国葬の当日、一定時刻に黙祷をささげることを考えている」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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