エルヴィン・ジョーンズ、ジョン・コルトレーンの死直後に残した完全未発表ライヴ音源リリース決定

ジョン・コルトレーンの「黄金カルテット」のドラマーとして活躍し、2004年の死後もジャズ史上最も偉大なドラマーの1人として熱い支持を集めるエルヴィン・ジョーンズ。

そんな彼が1967年に自らのグループで残した完全未発表ライヴ音源『リヴァイヴァル:ライヴ・アット・プーキーズ・パブ』が11月18日にリリースされることが決定。先行シングル第1弾として、「ケイコズ・バースデー・マーチ」の配信がスタートしている。

<Youtube:Keiko's Birthday March (Live at Pookie's Pub, 1967)

本作は、1967年7月28~30日、ジョン・コルトレーンの死後わずか2週間後にニューヨークのプーキーズ・パブという小さなクラブで行われたライヴをCD2枚に収録。ジョー・ファレル(ts, fl)、ビリー・グリーン(p)、ウィルバー・リトル(b)という名手たちとのカルテットで、白熱のプレイを繰り広げている。

1968年にインパルスからリリースした名盤『ヘヴィ・サウンズ』の録音から1か月後という時期でもあり、「ラウンチー・リタ」や「M.E.」といった同アルバム収録曲をプレイしている点も注目だ。「ジンジャー・ブレッド・ボーイ」ではオルガニストのラリー・ヤングがゲスト参加し、ピアノをプレイしている点も注目だ。

ブックレットにはフランシス・ウルフによる写真や、アシュリー・カーン、ゼヴ・フェルドマン、ドン・ウォズ、当時レコーディング・エンジニアを担当したボブ・ファレシュによるエッセイなども掲載されている。

また、本作のリリースを記念し、エルヴィン・ジョーンズがブルーノートに残したリーダー作全作を初UHQCD化しリイシューすることも決定(『ライヴ・アット・ザ・ライトハウス』のみUHQCD化済のため本シリーズからは割愛)。全9タイトルのうち1タイトルは世界初CD化、1タイトルは国内初CD化という貴重なラインナップとなっている。

■リリース情報

エルヴィン・ジョーンズ
AL『リヴァイヴァル:ライヴ・アット・プーキーズ・パブ』
2022年11月18日発売
UCCQ-1175/6 2SHM-CD ¥3,520(tax in)
CD予約&デジタル配信はこちら→https://Elvin-Jones.lnk.to/PookiesPubPR

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