打撃絶好調のビシェットが初、フリーマンが8度目の週間MVPに選出

日本時間9月13日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズン23週目の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはボー・ビシェット(ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはフレディ・フリーマン(ドジャース)が選出された。ビシェットはキャリア初の受賞で、ブルージェイズからの選出はケビン・ゴーズマンとブラディミール・ゲレーロJr.に続いて今季3人目。フリーマンは6月と7月にも1度ずつ受賞しており、今季3度目かつキャリア8度目の受賞となった。

24歳のビシェットは7試合に出場して打率.500(32打数16安打)、4二塁打、1三塁打、5本塁打、13打点、出塁率.529、長打率1.156、OPS1.686の好成績をマーク。日本時間9月6~7日にはダブルヘッダーを含む3試合すべてで3安打以上を記録し、2日間で15打数10安打、4本塁打、9打点という固め打ちを見せた。特にオリオールズとのダブルヘッダーでは第1試合で3安打、第2試合で自身初の1試合3本塁打を記録。1日で6安打と3本塁打を記録したア・リーグ初の遊撃手となった。また、今季はゲレーロJr.も1試合3本塁打を記録しており、25歳未満のチームメイト2人が同じシーズンに1試合3本塁打を記録するのはア・リーグ初の快挙となっている。

33歳のフリーマンは6試合に出場して打率.546(22打数12安打)、2二塁打、3本塁打、8打点、出塁率.593、長打率1.046、OPS1.638の好成績をマーク。すべての試合で安打を放ち、特に日本時間9月11日のパドレス戦では二塁打1本と本塁打1本を含む4安打4打点の大活躍を見せた。今季すでに自己最多の45本の二塁打を放っており、これは球団史上5位の数字。球団記録は1929年のジョニー・フレデリックの52本、ロサンゼルス移転後の最多記録は2003年のショーン・グリーンの49本であり、これらの記録更新も夢ではない。なお、45二塁打だけでなく180安打も両リーグ最多の数字であり、自己最多(2018年の191安打)に迫っている。

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