河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は13日、閣議後のオンライン会見にバランスボールに座って臨んだ。腰痛持ちという河野氏は就任直後の8月末から大臣室で愛用している。省庁間の縦割りが根強い「霞が関」のデジタル化に向けて、絶妙な“バランス感覚”で乗り切ることができるのか─。
「ずっとふわふわと動いているような気がしまして…」。記者から質問を受けた河野氏は、笑顔でピンク色のバランスボールを両手に掲げて画面で示し、「長時間座っていると腰痛になるので」と説明した。
河野氏は8月29日に大臣室の椅子を変えたことをツイッターで報告していた。行政改革担当相の時は立ったまま執務するなど腰痛予防に努めていたと振り返り、「うちのスタッフでバランスボールに座ってる人がいたので、私もやってみようと」と話した。
この日のオンライン会見は、出身校の米ジョージタウン大学のシャツにジーパン姿の「デジ庁スタイル」(河野氏)。「すいません。ちょっとふわふわ揺れていたかもしれません」と話す河野氏に対し、政府関係者からは「転ばないように、足元をしっかりと」とエールが飛んだ。