二宮町長選 新人三枝氏が出馬表明 社会福祉法人常務理事 表明は3人目

三枝公一氏

 任期満了に伴う二宮町長選(11月15日告示、20日投開票)に、新人で社会福祉法人常務理事の三枝公一氏(55)=同町山西=が13日、無所属で立候補する意向を正式に表明した。他に現職の村田邦子氏(65)と町議の坂本孝也氏(78)が立候補を表明している。

 同日の記者会見で、三枝氏は「今必要なのは立派な新庁舎ではない。限りある財源を人々の暮らしのために使いたい」と述べた。

 町が進めている新庁舎整備を巡る移転計画に反対を表明。公約として、既存の公共施設に行政機能を移転させる暫定計画の策定をはじめ、要介護高齢者の在宅生活を支える定期巡回・随時対応型訪問介護看護の整備、市立小中学校の給食無償化などを掲げた。

 三枝氏は「政治は全く遠い世界だったが、まちづくりをしたいという思いはあった。(立候補を)応援してくれる人たちのためにも恩返ししたい」と話した。

 三枝氏は立教大コミュニティ福祉学研究科卒(修士課程)。二宮中のPTA会長や消防団の副分団長なども務めている。

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