歴史的な町並みが残る佐渡の人気観光スポット『宿根木』に行ってみた!

佐渡島の最南端に位置する小木地区の人気観光スポット『宿根木(しゅくねぎ)』にガタチラスタッフが行ってきました!

宿根木町並み案内所

場所は佐渡市の小木地区。小木港から車で約10分程の場所にあります。宿根木の入り口には駐車場もあるので、レンタカーを借りての移動も安心です。

宿根木は小木地区にある集落で、かつては「佐渡の富の三分の一を集めた」と言われるほど、廻船業で栄えていた港町です。船大工が船釘や船板を再利用して築いた建物が並ぶ独特な町並みが今も大切に残されており、人気の観光スポットとなっています。

駐車場にはボランティアガイドさんが常駐しているので、見どころを聞いてみるのもおすすめです。入場料などはありませんが、町並み保全の協力金として100円の募金をお願いしているようです。

歴史的な町並み探訪マップ

ガイドさんから受け取った探訪マップを手に、いざ宿根木の町歩きへ!!

宿根木の町並み

進んで行くと、江戸時代の面影と人々の暮らしを感じる町並みを楽しむことができます!

宿根木は船板などを利用した板壁つくりの建造物が残っているのはもちろん、民家100余棟が密集する高密度な町並みも特徴で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

観光スポットとして人気の場所でもありますが、現在も住民の方が住んでいる集落でもあるので、見学の際はマナーを守って楽しみましょう!

宿根木の町並み
宿根木の町並み

まるで昔にタイムスリップしたかのような不思議な感覚…

宿根木の建物は、平屋の階高を上げて総二階とすることで、人が集まれる座敷を整えていったそうです。また、1ヘクタールほどの狭い谷あいに家屋が密集しているため、ほとんどの建物が総二階建てになっているのも特徴です。

柴田収蔵生家

外観は日本海から吹き付ける潮風から建物を守るため、縦板張りの簡素な外観となっていますが、内部は対照的に漆をふんだんに使うなど豪華な造りとなっているんだそうです。

そんな『宿根木』の歴史ある建造物の内部まで見たいという方には「清九郎」「金子屋」「三角家」の3棟が公開されており、有料で見学することができます。

清九郎
三角家

「塩」の看板が目印となっている「三角家」は、名前の通り三角の土地を最大限に活かした建物になっており、2008年まで塩屋と新聞配達をして生計を立てていた方が住んでいたそうです。

JR東日本 の「大人の休日倶楽部・宿根木散策篇」のCMで吉永小百合さんが「三角家」を訪れるシーンを見たことがある方も多いですよね。今では吉永さんと同じ位置で記念写真を撮影する方も多いそうです!

ほかにも、大正10年に建てられた洋風建築の「旧宿根木郵便局」や昭和レトロの雰囲気を感じる「宿根木公会堂」、1277年に創建された佐渡市指定有形文化財の「白山神社」など見どころが盛りだくさんです。

旧宿根木郵便局
宿根木公会堂

町歩きで昭和の雰囲気を堪能した後はお腹も減りますよね。

宿根木には、「宿根木体験学習館」「酒処たこぼうし」「茶房やました」などの食事処もあるので、雰囲気のある町並みの中でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

佐渡に来た際は、佐渡に残る歴史的な町並みをぜひ堪能してみてくださいね!!

宿根木
住所:佐渡市宿根木

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