V長崎 後半追いつき栃木とドロー 残り5試合、PO進出へ正念場

【V長崎-栃木】後半18分、V長崎の植中(右)が相手と競り合う=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 明治安田J2(21日・トランスコスモススタジアム長崎ほか=2試合)第33節のV・ファーレン長崎-栃木は1-1で引き分けた。V長崎は通算15勝10分け12敗の勝ち点55で8位。この試合はコロナ禍の影響で延期されていた。
 V長崎は残り5試合で2位との勝ち点差が16となり、J1に自動昇格する可能性が消滅。6位以内に入ればプレーオフ(PO)に進むため、昇格の望みは残っている。
 V長崎は前半37分に自陣のパス回しを奪われて先制された。後半17分にエジガルジュニオ、大竹、鍬先を同時投入。2分後の19分、大竹が縦への柔らかい浮き球を送ると、植中が頭で合わせて同点に追いついた。ただ、植中はこのプレーでGKと交錯して顔面を強打。脳振とうと判断されてゴール直後に山崎と交代した。ロスタイムに山崎が2度目の警告を受けて退場し、同点のまま終了した。
 台風の影響で延期されていた第31節の水戸-東京Vは、東京Vが2-1で競り勝った。
 第38節は24、25日、各地で計11試合を行う。V長崎は24日午後7時から、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で2位横浜FCと対戦する。


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