メイド・イン上越「トランティクシー」 JR九州 新観光列車に採用 軽量・高強度など評価

ふたつ星4047。金色のラインにトランティクシーが採用されている(JR九州提供)

 日本製鉄(本社・東京都)は20日、JR九州が23日から武雄温泉(佐賀県)―長崎間で運行する観光列車「ふたつ星4047」の外装に、同社製の意匠性チタンでメイド・イン上越工業製品に認証されている「TranTixxii(トランティクシー)」が採用されたと発表した。
 トランティクシーは、車体外装にあしらわれた金色のラインに採用された。車両の設計監修は、JR九州の観光寝台列車「ななつ星in九州」やしなの鉄道(長野県)の観光列車「ろくもん」などをデザインした水戸岡鋭治氏が代表を務める「ドーンデザイン研究所」(東京都)。採用に当たり、軽量・高強度や意匠の長寿命性といった、チタンやトランティクシーの特長が評価されたという。
 日本製鉄によると、チタン原料の溶解は上越市港町2の東日本製鉄所直江津地区で、最終製品化は山口県光市の九州製鉄所八幡地区(光チタン)で行われた。

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