動物愛護の思い新た 上越動物保護管理センター 親子40人が施設見学

 動物愛護週間(20~26日)に合わせ、上越市中正善寺の上越動物保護管理センターは23日、同センターで小学生と保護者を対象とした見学会を開いた。
 コロナ禍により3年続けて中止となった「動物愛護フェスティバル」に代わるイベント。同センターの役割について理解を深めてもらう目的で、初めて企画された。

イベントにはボランティア団体が協力。犬との触れ合い方なども学んだ

 見学会には9組の親子約40人が参加。犬舎や猫舎の見学、職員による仕事の紹介、犬のしつけのデモンストレーションなどを体験した。見学を終えた野上日向さん(上杉小5年)は「獣医になりたいので、勉強にきた。将来は犬や猫の命を助けたい」、仙田佳音さん(東本町小4年)は「のら猫を見掛けたことがある。これからはセンターに連絡して、けがや病気から助けられたら」と、それぞれ動物愛護の思いを新たにしていた。

上越動物保護管理センターの役割について理解を深めた

 同センターでは主に、事情により飼えなくなったペットの引き取り、けがや病気をした犬・猫の保護を行い、里親への譲渡を目指し取り組んでいる。岡本英昭センター長は「センターでは『動物愛護』を一番のスローガンに掲げ、動物を生かすため努めている。見学会を通じて皆さんに取り組みを理解してもらえたら」と話していた。

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