横浜港の外内貿、前年同期比3.0%増 22年上半期 内貿コンテナ好調、コロナ禍前上回る

横浜港

 横浜市が29日発表した2022年上半期(1~6月)の横浜港統計速報によると、外内貿を合わせた総取扱貨物量は5337万トンで前年同期比3.0%増となった。コンテナ貨物量も2077万トンで2.1%増となり、コロナ禍前の水準に戻りつつある。

 特に内貿は、コンテナ貨物量が31.6%増の146万トンと好調。国際コンテナ戦略港湾の推進に向けた取り組みである、国内各港を結ぶ内航コンテナ船による国際フィーダー航路の強化策が奏功し、コロナ禍前を上回った。

 輸出入の外貿コンテナは0.4%増の1930万トン。内訳を見ると、輸出は2.7%減の760万トン、輸入は2.6%増の1170万トンだった。

 主要国別のコンテナ貨物をみると、中国が輸出の2割強、輸入の3割強を占めてともに第1位だが、輸出は7.8%減の160万トン。上海のロックダウンなどが響いた。

 主要品種別のコンテナ貨物は、輸出は自動車部品が5.2%増の220万トン、輸入は製造食品が0.7%減の102万トンで、それぞれトップだった。

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