パドレスが投手戦を落とすも2年ぶりのプレーオフ進出決定

【ホワイトソックス2-1パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスは先発のブレイク・スネルが6回103球を投げて被安打3、与四球1、奪三振6、失点1の好投も、打線が相手先発ランス・リンを打ちあぐねスネルを援護できず。2対1でホワイトソックスに敗れたが、ブリュワーズも敗れたためワイルドカード獲得が決まった。ホワイトソックス先発のリンが8勝目(7敗)をマークし、3番手のリアム・ヘンドリックスが36セーブ目を記録。スネルは今季10敗目(8勝)を喫している。

5回まで両チーム無得点の投手戦が動いたのは6回表、エルビス・アンドルスの16号ソロでホワイトソックスが先制。さらに7回表には2番手のスティーブン・ウィルソンからアダム・エンゲルがタイムリーを放ち2対0とリードを広げた。6回まで三塁すら踏めずにいたパドレス打線は7回裏にキム・ハソンの11号ソロで1点を返したが、8回裏一死1・3塁、9回裏二死1・2塁のチャンスをものにできず、僅差の投手戦を落とした。

試合前の時点でプレーオフ進出マジックを1としていたパドレスは、ブリュワーズが延長戦の末敗れたため2020年以来のプレーオフ進出が決定。今季は得点数こそリーグ9位と平均的だったものの、主砲のマチャドが終始安定した活躍を見せて防御率リーグ5位の投手陣を援護した。負け越した月は7月のみと安定した戦いで勝ち抜いたパドレスだが、夏のトレード市場で獲得したフアン・ソト、ジョシュ・ベル、ブランドン・ドルーリーなどの大物が真価を発揮しているとは言い切れず、補強組の活躍次第ではプレーオフでの爆発力も期待できそうだ。

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