風を受けて海上を疾走!千葉市稲毛ヨットハーバーでとちぎ国体のセーリング競技

風を受けて海上を疾走!千葉市稲毛ヨットハーバーでとちぎ国体のセーリング競技

 千葉県千葉市にある稲毛ヨットハーバーでは、10月2日から10月5日まで「いちご一会とちぎ国体」セーリング競技会が開かれています。

 1946年から、毎年都道府県持ち回りで開催される国内最大のスポーツの祭典、国民体育大会(国体)では、「冬季大会」と「本大会」の競技得点の合計を競い合う、都道府県対抗方式で行われ、天皇杯(男女総合成績第1位)・皇后杯(女子総合成績第1位)の獲得を目指し、代表選手が各競技で熱い戦いを繰り広げます。

 2022年に開催される第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は、1980年の第35回国民体育大会(栃の葉国体)以来、42年ぶりに栃木県で開催されています。

 セーリング競技の開催地は、栃木県に海がないため、1980年に開催された「栃の葉国体」と同様に千葉県の海(千葉市稲毛ヨットハーバー)で開催されています。

 セーリング競技は、1896年の第1回アテネオリンピックから競技として採用されている長い歴史を持つスポーツで、国体でも第1回大会から実施され、昔はヨット競技と呼ばれていましたが、現在はウインドサーフィンも含めて、風の力で進むことを意味する「セーリング(帆走)」と呼ばれています。

 レースでは、風下のスタートラインから風上に向かって一斉にスタートした艇が、広い水面に設置してあるマーク(ブイ)を決められた順序で、決められた回数でまわり、フィニッシュした順位で得点が決まります。

 タイムは関係なく、順位が高いほど点数が低いのが特徴で、国体セーリングでは複数回レースを行い、合計得点が最も少ない選手が優勝となります。

 4日のレースでは青空の下、2人乗りのヨット種目などの競技が行われ、都道府県代表選手達の白熱したレースが繰り広げられていました。

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