国道16号をバイクで集団暴走 暴走族「横濱愚連隊」メンバーの少年を書類送検 「人生一度、やんちゃしときたい」

神奈川県警

 横浜市内の国道16号で昨年9月に集団暴走をしたとして、県警暴走族対策室と戸部署は4日、道交法違反(共同危険行為)の疑いで、同市保土ケ谷区に住む無職の少年(17)を書類送検した。県警によると、少年は暴走族「横濱愚連隊」のメンバー。県警はこれまでに、共同危険行為や無免許運転の疑いで、15、16歳のメンバー10人を逮捕、書類送検していた。

 少年の書類送検容疑は、共謀し、昨年9月11日午後9時50分ごろから同55分ごろまでの間、同市西区浜松町から同市保土ケ谷区上星川2丁目までの国道16号で、オートバイやミニバイク8台に分乗し、3.8キロにわたって信号無視や蛇行運転などを繰り返した、としている。同室によると、少年は容疑を認め、「人生一度だけだから、やんちゃしときたい」などと供述。また昨年12月に逮捕された特攻隊長の少年=当時(16)=は「暴走が俺らのルール。注目されている感じがして楽しかった」などと供述している。

 同室によると、横濱愚連隊は昨年5月に結成。総長をトップに、15、16歳の少年30人が所属している。当日は他の暴走族との抗争のため、同市旭区の公園に集合する途中、14キロにわたって集団暴走をした。抗争は幹部同士の話し合いで回避されたという。

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