佐野和真&宅間孝行 W主演 タクフェス第10弾『ぴえろ』上演中 忍び込んだ泥棒が思わぬことに、最後はホロリ。

本作は2001年初演、2005年に再演された後、古田新太主演で話題を呼んだドラマ化を経て、ついに、舞台で再上演される。下町の寿司屋「すし政」を舞台に、最高に笑えて、ぐっと心に刺さるサスペンスコメディ!宅間孝行の原点ともいえる衝撃作。人情味たっぷりの宅間節が炸裂する。
始まる前に前説、泥棒コンビが行う。始まると初っ端から登場するにも関わらず。これが結構楽しい。ジャンケンで、勝ったらプレゼントも!お客様、エキサイト。すっかり劇場が温まったところで始まる。

夜中に忍び込むという設定なので、暗転したまま始まる。懐中電灯の灯り、泥棒2人、あっさり見つかり、ボコボコボコボコ、叩かれ、殴られて気絶。朝になり、目が覚めた2人、そこで目に飛び込んできたものは…くす玉まで用意されての大歓迎!「?」マークが頭に。

しかし、なぜ歓迎されているのか、なぜ、“テルちゃん”になってしまったのか、こういうことになったのかが少しずつ明らかになっていく。泥棒だが、性根は優しい沢木とヤス、宅間孝行と佐野和真がいい味を出す。ファンシーな格好はビジュアル的にインパクト大。浅草署刑事の小野寺(浜谷健司)と香田(遠藤龍希)が来ても“テルちゃん”なので(笑)。

鈴木紗理奈演じる訳ありな大友秋子、ちょっと色っぽい。柴田理恵演じるおばちゃん藤原セツコ、モト冬樹演じる藤原源太、楽しく、ホッとするキャラクター、ヤンキー風の明菜(竹内茉音)、気のいい大友春子(三戸なつめ)など、どこかにいそうな普通の人々、下町、浅草という設定なので、セット後方にはスカイツリーが見える。宅間孝行得意の人情味溢れる物語、ちょっとサスペンス要素もあるが、温かくて切なくて、じんわりと心に染みるコメディ。そして作品タイトルの『ぴえろ』の意味も後半、知ることになる。ぴえろ、ピエロ、クラウンの一種、クラウンとピエロの細かい違いはメイクに涙マークが付くとピエロになる。

なお、初日観劇したが、本編終了後はみんなで踊る、モト冬樹はギター。今回のダンスは結構早い動きが多く、キャスト全員がかなり必死(笑)、しかも振りを間違える(笑)。踊り終わってから宅間孝行は「初日なんで(笑)」、客席からやんやの拍手。16日までサンシャイン劇場、そのあと、全国を回る。

<あらすじ>
お間抜けな泥棒コンビの沢木(宅間孝行)とヤス(佐野和真)が
その夜忍び込んだ先は、東京は下町、蔵前の寿司屋「すし政」。
あっけなく見つかりボコボコにされ気絶されるも、翌朝、
目覚めた沢木を出迎えたのは「お帰り!テル!」という勘違いの歓迎の嵐で・・・

公演概要
日程・会場:
東京:2022年10月7日(金)~10月16日(日) サンシャイン劇場
仙台:2022年10月22日(土) 電力ホール
青森:2022年10月25日(火) 弘前市民会館
福岡:2022年11月5日(土) ももちパレス
札幌:2022年11月18日(金)、11月19日 道新ホール
大阪:2022年11月23日(水・祝)~11月27日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
足利:2022年12月3日(土) あしかがフラワーパークプラザ(足利市民プラザ)
名古屋:2022年12月9日(金)~12月11日(日) ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
※名古屋公演は、鈴木紗理奈の出演に代わり、梅宮万紗子が出演。
出演
宅間孝行 佐野和真 / 鈴木紗理奈 浜谷健司(ハマカーン) / 三戸なつめ 太田奈緒 竹内茉音
柴田理恵 /モト冬樹
西村佳祐 真田和輝
作・演出:宅間孝行

公式HP: http://takufes.jp/pierrot/

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