きょう午後も、北日本は北海道を中心に風が強く、局地的に激しい雨が降る見込み。暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要となる。東日本の太平洋側や西日本の天気は回復傾向だが、各地で風の強い状態が続き、南風が吹く関東や東海は気温が上がりそうだ。先週から気温変化が大きくなっているため、引き続き体調管理にも注意したい。
南風強まる地域も
発達中の低気圧が日本海を進んでいる影響で、きょうは北日本を中心に荒れた天気となっている。午後も低気圧や前線に向かって南風が吹き込むため、北海道を中心に暴風や高波、大雨に対して警戒・注意が必要だ。東日本の太平洋側は、南風によって気温が上がり、午後は東京都心で26℃(9月下旬並み)まで上がる見込み。西日本も風が強いが、こちらは西寄りの風で、日本海側を中心に気温はそれほど上がらない見通し。
太平洋側は晴天
上空に寒気が流れ込む影響で、11日(火)は北海道や東北北部で不安定な天気が続き、夕方まで雷雨となる所がありそうだ。北陸から山陰にかけても雲が取れにくいが、東北南部や関東以西の太平洋側は青空が広がる見込み。東京など関東は引き続き気温が高いが、日中は空気が乾いてきょうより過ごしやすくなりそうだ。12日(水)は日本海側でも晴れる時間があり、快適な気温の地域が多くなる見通し。
週後半 次第に雲多く
13日(木)は日本海側ほど晴れるが、関東や東海など太平洋側は雲が多めとなる。14日(金)は東・西日本で雲が多めだが、雨の降る地域は少なく、西日本を中心にこの時季としては気温が高くなりそうだ。週末は全国的に雲が広がり沖縄は雨が降りやすいが、西~北日本は今のところ天気の大きな崩れはない見通し。
(気象予報士・高橋和也)