絵が苦手でもグラレコはできるのか?高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ「グラフィックレコーダーコース」に参加

グラフィックレコーディング」とは、会議やイベントの内容をイラスト(グラフィック)を使って記録することをいいます。

いわゆる「議事録」にあたるものですが、視覚的に整理することによって、文字だらけの堅苦しい議事録とは違う視点で捉えられることがメリットでしょう。

通称グラレコ」と呼ばれ、最近耳にする機会も増えています。

高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ「グラフィックレコーダーコース」には、会場には7名、オンラインで5名が参加していました。

それぞれの思いを持って参加していたようです。

筆者も参加して体験してきたので、レポートします。

くらボ~ロ「グラフィックレコーダーコース」について

今回参加したグラレコ講座は、「高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ」の5回目の講座で、倉敷市中央にある「住吉町の家 分福」で開催されました。

講師は、一般社団法人高梁川プレゼンターレの糸島百子(いとしま ももこ)さん。

講師の糸島百子さん

糸島さんはデザイン系の専門学校を卒業後、看板屋に勤務しデザイナーをしていましたが、子育てのために仕事を少し休業。

最近少しずつ、デザイン関係の仕事を再開しています。

グラレコの経験は意外に浅く、2021年3月に友人にiPadのソフトなどの使い方を教えてもらったことがキッカケだそう。

それからほぼ独学で研鑽(けんさん)を積み、有名ブロガーの紹介コンテンツなどを作成したのを契機に、グラレコの仕事が増えてきたようです。

まずは「紙に丸を4つ描く」ことからはじめる

講座の冒頭で糸島さんは、以下のように案内をしてくれました。

絵が苦手でも、丸と線が描ければグラレコはいつでもはじめられます

さて、絵の苦手な筆者でも、本当にグラレコを使いこなせるのでしょうか?

「まずは、紙に丸を4つ描いてください」から始まりました。

続いて、この丸に人の喜怒哀楽を表現するための顔を描いていきます。

その後、1つ目のワークとして絵しりとりを始めました。

用意された白い紙に、描いた絵でしりとりをするものです。

筆者は「コップ」のお題に、しりとりのルールにまで気が回らず「プリン」の絵を苦労して書きましたが、会場の笑いを誘発してしまいました(笑)

グラレコで自己紹介・夏休みの思い出をまとめる

2つ目のワークでは、グラレコを使って自己紹介

筆者は、うまく表現することができませんでした。

しかし参加者を見渡すと、わかりやすい自己紹介を描かれていました。

とても羨ましかったです。

さらに3つ目のワークは3人一組になり、聞き手、話し手、描き手にわけて、夏休みの思い出についてをまとめるもの。

筆者が参加したグループの描き手は、「夏休みの宿題で理科と数学が苦手で苦労したというエピソード」を、数式・フラスコ・試験管などを使ってなんとか表現されていました。

おわりに

2時間の講座でしたが、実際に紙とペンを使って手を動かすワークも多く、絵をうまく描くことより、いかにして伝えられる「アイコンとしての絵の表現」が大切だと気づくことができました。

ほかの参加者も、以下のようにこれからグラレコをなんらかの機会に活用したいという、前向きな意見が大半です。

  • やはり絵の苦手な私にはハードルは高いが、これからも機会を見つけて、練習をしていこうと思う
  • 絵は得意だが、相手の話についていけないので、スピードを上げるなどの慣れが必要だと感じました

筆者自身も、これまでの味気ない文字だけの記録よりも、描いている側の理解も深まるように思いました

「高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ」は、この後も税金講座・ブロガー/記事執筆講座などが続くようです。

参加費無料なので、興味のあるかたは問い合わせしてはいかがでしょうか。

© 一般社団法人はれとこ