糸魚川市立能生小の平成21年3月卒業生が8日、母校に集い、卒業の記念に埋めたタイムカプセルの開封式を行った。
同年の卒業生は2クラス45人。それぞれ手紙や大事な宝物をふた付きの大きなポリ容器バケツにまとめて入れ、校舎前に植わっている木々の間に土を掘って埋めた。
開封の時を25歳になった年と決め、卒業から13年が経過した今年、当時設定した時間と場所に同級生と恩師の16人が集まった。開封の知らせを受けて県外から帰省した仲間もいて、小学生の頃の懐かしい話や近況を伝え合って久々の再会を喜んだ。
みんなで記憶をたどりながら埋めた場所を探りつつ、スコップで掘り起こすこと1時間余り。ようやく土の中から見つかり、無事に開けて思い出の品を手にした。
開封式の司会係の一人となっていた日馬亜希さんは「コロナ禍もあって同級会も一切なかった。タイムカプセルを開封する機会でみんなと会えたり、連絡が取れたりできて良かった」と話した。