神奈川は横浜ビールのセット ファンケル、3県で「おいしいものがたり」開始

ファンケルと横浜ビールが開発したオリジナルクラフトビール=東京都

 ファンケル(横浜市中区)は12日、日本各地の生産者と共同開発した酒類や食品を提供する事業「おいしいものがたり」を開始すると発表した。神奈川をはじめ3県の酒造会社などとオリジナル製品を開発。20日から、同社の通販サイトで数量限定で販売する。

 その土地でしか手に入らない製品を届けることで、認知度の拡大を図るのが狙い。今回扱う3社のうち、地ビール製造を手がける横浜ビール(同)とは、ホップの香りを特徴としたクラフトビール2種のセット(6本4950円、12本9600円)を共同開発した。このほか、寒梅酒造(宮城県)の純米酒、食品の加工・製造を行うGNS(福島県)のサングリアのもとなどをそろえた。

 ファンケルは今後も地方の生産者が抱える課題を認識し、事業を展開していく方針。担当者は「作り手の思いを伝える取り組みをしていく」と話している。

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