SNSでも噂の自転車でオリジナルのくつ下が作れるチャリックスを体験【S.Labo（エスラボ）｜広陵町】

のどかな田園風景が広がる奈良県北葛城郡広陵町は昔から靴下産業が盛んな町。

ここで、1927年の創業以来、「品質がいいのはあたりまえ、日々の生活のなかで本当に良いと感じてもらえるくつ下を追求したい」という思いでものづくりに取り組んでいる、靴下工場、株式会社創喜（以下SOUKI）。

2021年12月に、「であう、まなぶ、あそぶ」をコンセプトにくつ下たのしむ実験室として『S.Labo（エスラボ）』を自社工場施設内にオープン。

ここではSOUKIのオリジナルくつ下や、子どもから大人まで楽しめる、くつ下にまつわる楽しいコンテンツが用意されている。

体験を通してくつ下の魅力を知ることができる、唯一無二の「ソックスラボラトリー」だ。

生まれも育ちも広陵町であるSOUKIの出張社長は「ものづくりの魅力を伝えたい。」「広陵町で1日楽しんでもらえるような魅力ある町にしたい。」という思いが強い。

「どうすれば、広陵町に足を運んでもらうことができるのか。」
創意工夫する中で誕生したのが、自転車を漕いでくつ下作りが体験できるマシーン「チャリックス」。

遊びながら、ものづくりの楽しさを知ってもらうことができる、世界でここにしかないオリジナル体験だ。

自転車を漕ぐことで、世界で自分だけのオリジナルのくつ下が作ることができる。
くつ下は、SOUKIの特徴であるローゲージ編みのため、肉厚でふっくらとしたはき心地だ。

まずは、36色の糸から好きな3色を組み合わせ、サイズと丈の長さをセレクト。
選んだ3色の糸と、シルクと吉野葛の和紙でできたキナリの糸2本を合わせ、5本の糸で編んでいく。

自転車を漕ぎ始めると、カタカタと動く機械と、少しずつ編まれていく様子が観察できておもしろい。

片足5～8分漕ぐとできあがる。
最後はスタッフさんがつま先の縫製をし、熱を加え形を整えて完成！

オリジナルのタグをつけると本物の商品さながら。

普段何気なく履いているくつ下だが、どのように作られているかを実際に見て知ると、だれもが感動を味わうだろう。
さらに、自分で作ったものが形になると、子どもも大人も感動はひとしお。

身長制限はあるものの、ぜひお子さんにも体験して学びにつなげてほしい。
また、作ったものを大切な人にプレゼントして喜んでもらえれば、「人を思いやる心」も育まれるだろう。

最近ではメディアやSNSを通して知る人も多い、人気のチャリックスをぜひ体験してみて。

長年OEM事業として数々のブランドのくつ下を手掛けてきたSOUKIが満を持して自社ブランドを展開。

ここにはSOUKIの技術を駆使して作られるSOUKIオリジナルのくつ下がすべて揃っている。

ここでしか買えない限定くつ下も販売している。

『SOUKI SOCKS』
ヴィンテージマシーンで編まれる上質なローゲージが特徴的なSOUKIを代表するくつ下ブランド。
SOUKIが代々受け継いできた稀少なローゲージの編機と技術で、素材の良さを最大限に感じることができる。

ギフトにはこちらがおすすめ。

世界中で栽培されているコットンの中から3種類を選りすぐり、作られた3つのコットンくつ下。

それぞれの特徴を生かし編み方を替えてつくられたくつ下は、見た目もはき心地も全く違う。
3 種類のくつ下を履き比べることができる、おもしろいセットだ。

実は、広陵町には靴下工場はたくさんあるが、実際にくつ下を買える場所は意外に少ない。

ここはくつ下が買える貴重な場所で、広陵町を訪れた記念にお土産として買って帰ろう。

くつ下の作り方や歴史も学びながら、体験できるワークショップも随時開催している。
くつ下のつま先部分を縫いあげるときにでてくる輪っか状の端材SOCK LOOP(ソックループ)をつかった「SOUKI TREE」は小さなお子さんでも気軽に体験できるワークショップだ。

その他、残糸で編んだくつ下とSOCK LOOPでおさるのぬいぐるみをつくる「SOUKI MONKEY WORKSHOP」もものづくりが好きな方にはおすすめ。

すべて余った糸や端材でつくる「SOUKI TREE」。手前にあるものがソックループ。貝ボタンも川西町の工場から規格外のものを譲ってもらったもの。

本来捨ててしまうものを利用して新しいものを生み出す「アップサイクル」を用いた取り組みは、SDGsを身近に感じることができる。