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2022年10月12日に公開された動画のテーマは……統一地方選挙の日程固まる!4年に1度の選挙イヤーの展望は?
ゲストにライターの平河エリ氏をお招きし、4月の統一地方選挙に向けた各党の動きや注目ポイントについて語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・2023年の統一地方選挙は4月9日と4月23日が投票日。2日に分けて首長選挙や議員選挙が行われる
・平河氏は公明党に注目。新型コロナ、支持者の高齢化、宗教問題を抱える中で「統一地方選挙は試練」
・支持率下落に悩む自民党も正念場。結果次第で党内の岸田首相支持に影響が出る可能性も
統一地方選挙 投票日は4月9日と4月23日
2023年の統一地方選挙の投票日が4月9日と4月23日に決まりました。
前半戦と後半戦に分けられ、それぞれ異なる選挙が実施されます。
【関連】統一地方選挙の日程固まる!4月の第2・4日曜は投票へGO!今回予定の選挙を紹介します
選挙期間の長い知事選挙や政令指定都市の市長選挙が前半に集中しています。
しかし、東京都知事選挙や東京都議会議員選挙など、統一地方選挙と時期をずらして行われる選挙もいくつかあります。
これは議会の解散や知事の辞職といった理由によるもの。東京都議会議員の経験があるMC鈴木は「都議選は過去にめっちゃブラックな汚職があってずれている」と解説します。
現在は統一地方選挙と2年ずれて7月に行われており「本当に許せない。都議選の時期暑いんで」と立候補する側の本音を漏らしました。
日程を統一地方選挙に合わせることについてMC鈴木は「難しいでしょうね」とのこと。「そうなると統一地方選挙の規模はどんどん小さくなってしまう」とコメントしました。
統一地方選挙に向けた各党や団体の動き
統一地方選挙に向けて公明党、日本維新の会、参政党、連合のコメントを紹介します。
平河氏は日本維新の会の馬場氏のコメントに「600人達成できない場合は辞任、というのはかなり高いボールを投げてきたなという感じ」と言及。「600人というハードルの高さよりは辞任をかけている点について驚き」と続けました。
維新は関西では強い地盤を持つものの地域によっては弱いエリアもあり、この目標が達成できるのかどうか気になるところです。
参議院議員選挙で議席を獲得した参政党は、自民党と連携している地域もあるとのこと。平河氏は統一地方選挙において「どのくらいの規模で候補者を立てて、どれくらい通るかで国会での動き方も変わってくるだろう」とコメントしました。
MC鈴木は参政党の公募開始時期に「今年中に始めるのは遅くないか」と言及。平河氏も同意しつつ「国会での議席獲得が想定内だとすればこのスケジュールはどうなんだという感じ」と返しました。
公明党の山口氏のコメントについて平河氏は「最近の会見に切迫感を感じる。党勢に対して危機感があるのでは」と分析。
他党との連携について言及した連合のコメントについては「地方選挙は基本的に一本化という話にならない」「特に意味のあることではないかなと思う」と解説しました。
統一地方選挙 注目ポイントは?
統一地方選挙の注目ポイントに、平河氏は「公明党」を挙げました。
公明党はこれまで集会を始め対面の活動に主軸を置いてきました。
しかし、新型コロナの影響やメインの支持層が高齢化していることからその活動が難しくなり、東京都議会議員選挙や国政選挙でも苦戦の声が聞かれます。
さらに宗教の問題が取り上げられたり、次期代表と目された遠山氏の引退があったりなど、平河氏は「公明党がどういう政党になっていくのか、山口さんの次が誰なのかというところが見えてこない」とコメント。「そのなかで統一地方選挙を迎えるのは公明党にとって試練」と注目の理由を解説しました。
さらに、統一地方選挙が行われる4月9日は平河氏の誕生日とのこと!
平河氏「祝っていただける方は、ぜひ心の中で……」
注目する選挙については神奈川県知事選挙、大分県知事選挙、そして松井氏の後任が気になる大阪市長選挙を挙げました。
MC鈴木は「自民党議員の議席が気になる」とコメント。統一地方選挙の結果次第では党内でも岸田首相への不支持につながる可能性がある、と言及しました。
平河氏は10増10減の公職選挙法改正案の話と絡め「それで揉めて落選する方が増えれば執行部の責任問題になる」とまとめました。
国政選挙はしばらくありませんが、統一地方選挙も各党の今後を左右する注目の選挙となりそうです。
動画本編はこちら!
4月9日・4月23日は投票に行こう!統一地方選挙が国政にもたらす影響とは?
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