米海軍厚木基地フッ素問題 調整池の水全て川に放流 米側が神奈川県などに伝達

厚木基地

 在日米海軍厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)で人体に有害な有機フッ素化合物「PFOS」などを含む泡消火剤が流出した問題で、米側が有機フッ素化合物を含む排水をためた調整池の水がなくなるまで蓼川への放流を継続すると県などに伝えたことが13日、分かった。県が同日、防衛省南関東防衛局を通じて米側から情報提供があったと明らかにした。

 県によると、米側は7日以降、基地内にある調整池の水を活性炭フィルターで浄化した上で蓼川に放流し続けていると説明。放流完了後に調整池の泥をコンテナに収容して処分する計画も明らかにした。放流量などは不明という。

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