フィリーズが白星スタート ダルビッシュ好投するも2本塁打に泣く

リーグ優勝決定シリーズ第1戦【フィリーズ2-0パドレス】@ペトコ・パーク

フィリーズはソロ本塁打2本でリードを奪い、先発のザック・ウィーラーが7回83球を投げて被安打1、奪三振8、与四球1、無失点と素晴らしいピッチングを披露。リリーフ陣もパドレス打線に反撃を許さず、リーグ優勝決定シリーズの初戦を2対0で制した。好投したウィーラーが勝利投手となり、3番手のホセ・アルバラードがセーブを記録。パドレス先発のダルビッシュ有は2本塁打に泣き、7回3安打2失点で敗戦投手となった。

両軍のエース格が先発したリーグ優勝決定シリーズの初戦は、戦前の予想通りに緊張感のある投手戦となった。両軍合計でわずか4安打しか打てなかったが、勝敗を分けたのはホームラン。4回表一死走者なしの場面でブライス・ハーパーが外角高めの速球をレフトスタンドへ運び、フィリーズが1点を先制すると、6回表先頭のカイル・シュワーバーは飛距離488フィート(約148.7メートル)という超特大アーチをライトスタンドにぶち込み、貴重な追加点をもたらした。

ダルビッシュは1回表二死3塁のピンチを二塁ジェイク・クロネンワースの美技に助けられて無失点で切り抜け、続く2イニングも無失点。しかし、4回表にハーパーに先制アーチを被弾し、5回表は三者凡退に抑えたものの、6回表先頭のシュワーバーに超特大アーチを浴びて2点目を失った。その後の打者6人はパーフェクトに抑え、7回95球を投げて被安打3(うち被本塁打2)、奪三振7、与四球1、失点2で降板。先発の役割を十分に果たしたが、打線の援護がなかった。

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