相模原市新設の「スポーツ宣伝大臣」 青学大・原晋監督が就任 任命式で決意「市民に元気と勇気伝える役割」

任命書を手に持つ原晋監督(右)=相模原市役所

 相模原市が新たに設けた「相模原スポーツ宣伝大臣」に、青山学院陸上競技部長距離ブロックの原晋監督(55)が就任した。同市中央区の市役所で19日に行われた任命式で、原監督は「アスリートの活躍を発信したい」と意気込みを述べた。

 原監督は、選手の自主性を重んじた指導方法で東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で青学大の4連覇を含む6度の総合優勝を果たした。駅伝優勝時に練習拠点の相模原キャンパスのあるJR横浜線淵野辺駅周辺でパレードするなど地域振興にも取り組んでいる。

 同大臣の任期はなく、無報酬。任命式で原監督は、中学校の部活動民営化に伴う指導者育成に取り組む姿勢を示し、「相模原は優秀な選手と良い施設があり、潜在能力が高い。スポーツを通して市民に元気と勇気を伝える役割を担いたい」と話した。

 本村賢太郎市長は「原監督の一言一言が刺激になる。ますます活躍してもらいたい」と期待を込めた。

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