女子中学生の自殺手助け容疑の男、スマホで「自殺の名所」検索か 神奈川県警が送検

神奈川県警本部

 交流サイト(SNS)で知り合った女子中学生の自殺の手助けをしたとして、自殺ほう助の疑いで会社員の男(28)=さいたま市緑区=が再逮捕された事件で、男が関東近郊の「自殺の名所」とされる複数の場所をインターネットで検索していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。県警は同日、同容疑者を送検した。

 捜査関係者によると、県警が押収した男のスマートフォンの検索履歴を調べた結果、女子生徒を置き去りにした相模原市緑区の山間部にある橋を含め、自殺者が多いとされる複数の場所が検索されていた。

 男は、9月20日に女子生徒と初めて出会って自宅に連れ込んでから、同区の橋に連れて行く同23日までの間、自宅で2人きりで過ごしていたという。検索結果などから、男が主導して、女子生徒が自殺する場所を探していたとみられる。

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