山口に演芸場が"出張"  11月6日に「わくわく寄席」

 バラエティー豊かな寄席芸の数々が披露される「わくわく寄席」が、11月6日(日)午後2時から、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。出演は、神田京子(講談)、雷門小助六(落語)、林家今丸(紙切り)、ぴろき(ウクレレ漫談)、三遊亭美よし(落語)。

 「寄席」とは、落語、講談、浪曲、曲芸、奇術などの芸能を観客に見せる興行小屋のこと。東京の末廣亭や浅草演芸ホールなどが有名だ。この公演では、東京の演芸場があたかも「出張」してきたかのような、本場の雰囲気を楽しめるという。

  まず、前座修行中の落語家・三遊亭美よしが落語を披露。続いて、「明るく陽気に行きましょう~♪」が合言葉のぴろきが、ウクレレを弾きながら自虐ネタ漫談を披露する。前半の締めくくりは、山口市を拠点に第一線で活躍する講談師・神田京子が登場。神田は昨年、第76回文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞と岐阜県芸術文化奨励賞を受賞した。

▲神田京子

 休憩をはさみ、紙切り芸一筋60年余の林家今丸が登場。日本はもちろん、ヨーロッパや中東など様々な国でのパフォーマンスを行ってきたベテランの技を見せる。そして、トリを飾るのは若手有望株の落語家・雷門小助六。神田京子とは前座時代に修行を共にした間柄でもあり、2人の軽妙なやり取りも見どころになりそうだ。

 前売り券は、一般3000円・25歳以下1500円で、山口市文化振興財団チケットインフォメーション(https://www.ycfcp.or.jp/、TEL083-920-6111)で購入できる。当日券は、各500円高。また、未就学児の入場は出来ないが託児サービス(有料)がある。 希望者は、10月30日(日)までに電話で申し込むこと。

 神田京子さんは「会場の小ホールは、寄席のアットホームな雰囲気を再現できると思う。小学生以上は入場可能なので、親子でもぜひ楽しんで」と呼びかけている。

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