上越市春日新田2の山本悦雄さん宅の庭にあるアケビの木がたわわに実をつけ、市街地に自然の趣を感じさせている。
妻の洋子さん(74)によると、約20年前、長さ20センチほどのアケビの苗を、庭の一隅に植えた。棚を作ってつるをはわせ、今では高さ約1メートル、幅5メートルほどに成長した。
アケビは2年ほど前から実がなり始めた。今年はすでに50個以上の実を付けており、完熟して実が割れると収穫。家族で食べた他、広島に住むきょうだいに、郷里の秋の便りとして送った。
洋子さんは「秋を感じる、素朴で懐かしい味わい。今後も収穫が楽しみ」と笑顔で話していた。