三和にコウノトリの姿 ため池で餌ついばむ

 国の特別天然記念物のコウノトリが三和区に姿を見せている。7羽ほどが集まり、水が抜かれたため池で餌をついばむ姿が見られている。

ため池から飛び立つコウノトリ。ダイサギも1羽交ざっている

 目撃した人によると、コウノトリが見られたのは25日から。26日はため池によくいるというサギと一緒に、水面をくちばしでつついていた。体の後ろ側が黒い姿が印象的で、人が近づくと一斉に飛び立っていった。
 日本野鳥の会会員の勝俣将明さん(上越市立雄志中校長)は「コウノトリは旅鳥なので、長居はしないと思う。観察の際は遠めから見守ってほしい」と話している。同市内では昨年9月に島田で9羽が観察され、その後も旧市内や吉川区などでも確認されている。

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