東京下北沢で3年ぶり「糸魚川フェア」 晴天に恵まれ盛況 秋の味覚、特産品振る舞う

 東京都世田谷区の下北沢駅前東口で22、23の2日間、首都圏で糸魚川の味覚、特産品を振る舞いPRするイベント「しもきた糸魚川フェア」(しもきた商店街振興組合主催)が3年ぶりに開かれた。晴天に恵まれ、地元商店街の食イベントとも連動して大勢の来場者でにぎわった。

3年ぶりに開かれた「しもきた糸魚川フェア」。大勢の来場者でにぎわった(糸魚川市商工観光課企業支援係提供)

 同イベントは2018(平成30)年、駅北大火後に多くの支援を受けたことへの感謝を表す「糸魚川フェア~復興感謝祭~」としてスタート。同区の糸魚川出身者有志らでつくる「NPO法人むらまち三世代」が企画、糸魚川市と市内事業者が参画した。
 新型コロナウイルス感染症の影響で2年連続で中止、3年ぶり4回目の今回は、例年の冬から秋実施に前倒しした。同商店街と関係団体、同NPO、東京糸魚川会、市、市観光協会、糸魚川なりわいネットワークが協力、5店が協賛出店した。
 会場では新米コシヒカリのおにぎりをはじめ、ベニズワイガニのみそ汁、にいがた地鶏の焼き鳥、甘えびの空揚げ、5酒蔵の地酒など、糸魚川の味覚を販売・提供。出身大学生がボランティアで運営協力した。同市商工観光課企業支援係の担当職員は「地元・下北沢の皆さんに喜んでいただき良かった」と復活の手応えを話した。

「石のかおコンテスト」の体験PRコーナーも設けられた(同)

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