酒蔵で楽しむクラシック  10月30日、11月5日に永山本家酒造場で2コンサート

 地酒「貴」の製造で知られる永山本家酒造場(宇部市車地)を舞台に、「蔵で楽しむクラシック~フタマタセくらシック」が10月30日(日)と11月5日(土)に開催される。

カフェコンサート

 10月30日(日)午後3時から同所2階の「フタマタセコーヒー」であるのは、地元演奏家による「コーヒーとケーキと音楽のおいしいコンサート」。当初は9月に予定されていたが、台風により延期されていた。演奏は、下関市を中心に活動する村田絢子(フルート)と中野義久(ギター)。料金は3500円で、キャラメルタルト、酒粕チーズケーキなど、3種類から選べるケーキセット(ドリンク1杯付)付き。定員は先着40人。    

 最初にドリンクとケーキが提供され、開演は午後3時45分。    

 演奏曲目は、バッハ「G線上のアリア」、ショパン「ノクターン」、ピアソラ「『タンゴの歴史』より」など、親しみやすいクラシックが中心で、コーヒーと音楽をゆったりとした空間で楽しむことができる。午後4時半終演予定。    

酒蔵コンサート

 11月5日(土)午後5時から7時まで同所の酒蔵であるのは「酒蔵コンサート」。“日本ホルン界の顔”とも称される福川伸陽と映画、ドラマ、アニメ、ゲーム音楽や著名アーティストのレコーディングにも数多く参加しているハープ奏者・宮本あゆみの二人が出演する。料金は4000円で、当日は500円高となる。

▲福川伸陽(ホルン)
▲宮本あゆみ(ハープ)

 演奏曲目は、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、プーランク「愛の小径」、グノー「アヴェ・マリア」など。日本を代表する名演奏家によるホルンとハープの豊かな音が酒蔵に響く。    

 また、当日は日本酒の試飲コーナーもある。「貴 特別純米 ふかまり」「貴 純米本生スパークリング」「甘酒カクテル」などが試飲でき、料金は500円。    

 「よりカジュアルに、質の高い芸術を堪能する機会を創りたいと初めて企画した。厚東川の流れを感じる会場で、素晴らしい音楽と共に豊かな時を過ごして」と主催のarte75(アルテナナゴ)の塩田望実さん。申し込み・問い合わせはウェブサイト(https://arte75.org/)または塩田さん(TEL070-8398-4809)へ。

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