中国、目的不明の試験衛星を「長征2号D」ロケットで打ち上げ

中国は日本時間2022年10月29日に、中国国営企業「中国航天科技集団(CASC)」が開発した「長征2号D」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた試験衛星「Shiyan 20C」は無事に軌道へ投入されたことが、複数の中国メディアにて報じられています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■ミッション情報

ロケット:長征2号D(CZ2D Y72)
打ち上げ日時:日本時間2022年10月29日10時1分【成功】
発射場:酒泉衛星発射センター(中国)
ペイロード:Shiyan 20C(試験20号C)

Shiyanは中国の技術試験衛星シリーズで、2004年より打ち上げが実施されています。主に、科学実験や技術検証用とされていますが、詳細は公開されていません。なお、長征ロケットシリーズの打ち上げは、今回で445回目となりました。

■打ち上げ関連画像・映像

【▲打ち上げ直後の「長征2号D」ロケット(Credit: CASC, 庄嘉靖)】

【▲運搬中の「長征2号D」ロケット(Credit: CASC, 庄嘉靖)】

【▲打ち上げ準備中の「長征2号D」ロケット(Credit: CASC, 庄嘉靖)】

【▲CZ2D Y72のミッションパッチ(Credit: CASC)】

■打ち上げ関連リンク

Source

  • Image Credit: CASC, Twitter, Weibo
  • CASC \- 用胜利庆祝胜利!长二丁火箭成功发射试验二十号C卫星

文/sorae編集部 速報班

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