ソウル雑踏事故受け坂道などの警備増強へ 5日開催の厚木・鮎まつり 主会場周辺、花火終了後に密集予測 

警備人員を強化する、主会場の三川合流地点につながる坂道(メインスロープ)

 韓国の繁華街で多数の若者らが折り重なって倒れ150人以上が亡くなった事故を受けて1日、厚木市は5日開催の「第76回あつぎ鮎(あゆ)まつり」で、ボトルネックになる坂道などの警備人員を計20人増やすことを決めた。

 同まつりでは主会場の三川合流地点の相模川河川敷と堤防上の市道とをつなぐ坂道(メインスロープ、厚木市厚木)に、会場に出入りする観客が集中する。特に午後7時の花火終了後の帰宅時に密集が予測される。

 これまでメインスロープには市職員20人と警備員18人の計38人を配置していたが、市職員6人を増やして44人に強化する。三川合流地点の下流側のあゆみ橋や厚木神社周辺の遊歩道(同)にも職員14人を追加配置する。同まつりでの警備人員数は計1163人から計1183人になる。

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