3年連続豪雪の覚悟で 国道除雪事業者が出動式 国交省高田河川国道事務所

 国土交通省北陸地方整備局高田河川国道事務所は1日、上越市寺の上越除雪ステーションで今冬の除雪出動式を行った。上越地域の3警察署の交通課長、同事務所管内の国道8号、18号の除雪に携わる4社のスタッフが出席し、無事故で迅速・安全な作業遂行を誓った。

決意表明を読み上げるハイウェイ・リバーメンテナンスの西山社長

 堀尚紀所長は「2020、21年は記録的大雪となった。22年も大雪の恐れがあり、『3年連続豪雪』の覚悟が必要」とあいさつ。除雪業者を代表し、ハイウェイ・リバーメンテナンス(本社・金沢市)の西山勇社長は「迅速で的確な除雪作業、無事故無災害、点検整備の確実な実施、従事者の作業手順順守と健康管理をする」と決意表明した。
 新型コロナウイルスや人手不足対策は除雪業務の大きな課題。同事務所によると、除雪ステーションでの待機人数を制限する、手指消毒を徹底するなど感染対策を行うことにしている。人手不足の対策では、グレーダー車の一部をオペレーター1人で操縦可能にした。
 しかし、安全確保の観点から多くの除雪機械は2人乗り。堀所長は「担い手不足は大きな課題。県と共に確保を進めている」と話した。

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