トニセンが料理の腕を生かして“ロスめし”作り

20th Centuryの坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が、TBSで11月10日にスタートする、フードロス削減を目指す料理番組「トニセンのおいしくロスめし食堂」(木曜午後10:57、関東ローカル)に出演することが分かった。

「食べることが大好き」と公言する20th Century(通称・トニセン)の3人がMCを務める「トニセンのおいしくロスめし食堂」は、メンバーが毎週登場し、従来、未利用や“もったいない”食材(規格外、過剰在庫)、余りがちな食材を活用して“ロスめし”作りにチャレンジする料理番組だ。さらに、トニセンと共に有名料理研究家たちが登場し、食材や調理方法についてアドバイスすることでフードロスへの理解をより深められる内容となっている。

日本全体のフードロス量は約522万t、国民1人当たりのロス量は1日約113gで、茶碗約1膳分のごはんの量を毎日捨てている計算となる(消費者庁「食品ロスについて知る・学ぶ」)。さらに、食品廃棄物発生量は世界第3位(農水省統計「食品廃棄物発生量の主要国比較」)で、フードロス削減は社会課題と言われている。同局では、2020年秋に日本の民放各局に先駆けて「地球を笑顔にするWEEK」をスタート。SDGsに関する積極的な情報発信を続けているほか、TBS放送センターの低層階屋上では約10万匹のみつばちを飼育する「みつばちプロジェクト」の活動を行うなど、環境保護活動を積極的に展開してきた。

そして、この番組では、有機野菜や特別栽培野菜などを産地から直接仕入れインターネットを介して販売することで、需要・供給を自社内でコントロールしフードロスを最小限に抑えたビジネスモデルを展開するなど、フードロス削減に取り組んでいる食品宅配サービス「Oisix」とタッグを組み、フードロス削減について情報発信し、小さなアクションを促すことで社会課題の解決を目指す、新感覚の料理番組を届ける。

食べることが大好きなトニセンの3人だが、それぞれ料理の腕前もプロ級で、長野は調理師免許を持っている。調理時の美技にも期待。今まで廃棄していた食材たちをおいしく活用することで、少しだけサステナブルな生活を意識しながら、すぐまねできる“ロスめし”作りに、トニセンと共にぜひチャレンジできる。

坂本は「世界で問題視されている『フードロス』。この番組を通じて、視聴者の皆さんと共に考え学んでいけたらと思います。みんなで『もったいない』をなくそう!」と呼び掛ける。

長野は「普段の生活の中でもたくさんの“もったいない”が存在しています。実は無駄にしていた部分の方が栄養価が高かったり、おいしく食べられるのに食べていなかったり。そんな“ロスめし”を1皿にしてしまうすてきな番組です。簡単にちょっとしたコツで無駄をなくす。そんなアイデアが詰まった番組になっていますので、ぜひご覧いただけたらと思います」と見どころを紹介する。

そして、井ノ原は「料理人の皆さんと僕たちトニセンで、捨てられるはずだった食べ物をおいしく変身させます。必要ないと思われていたものが、生まれ変わる瞬間はとても気持ちよく、なぜか元気が湧いてきます。視聴者の皆さんにも『やってみよう』と思っていただけたらうれしいです。これを機に、僕たちもフレッシュに生まれ変わります」と意気込んでいる。

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