きょうから新収蔵展 首里城公園

 琉球王朝末期に宮廷画家として活躍した佐渡山安健(あんけん)の作品「闘鶏花房之図(とうけいはなふさのず)」が22日から、首里城公園黄金御殿特別展示室で初めて一般公開される。これまでは白黒の写真史料しかなかった貴重な作品の色彩豊かな姿が明らかになった。 沖縄美ら島財団の新収蔵品展「守れ!琉球の宝」の展示品15点の一つ。佐渡山の「闘鶏早房(はやふさ)之図」、泉川寛英の「闘鶏はなたれ之図」と並べて展示されている。これら3点の闘鶏図はいずれも、戦前に多くの文化財を撮影した鎌倉芳太郎による古写真しか残っていなかったが昨年、同財団が個人から原物を収蔵した。観覧には入館料が必要。

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